今回レビューするのは、Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)。

5,000mAh容量のMagSafe対応モバイルバッテリーで、iPhone約1回分の充電に対応しています。
外出ではカバンの中の荷物をできるだけ減らしたいですよね。
Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)の特長は、ワイヤレス充電により、ケーブルレスで充電できる点です。
iPhoneにくっつけるだけで充電できるので、充電コードが手に絡むといったこともなくなります。
充電出力は7.5Wと、PD20W充電と比べるとやや頼りない印象はありますが、普段使いには十分な充電性能だと感じました。
今回は、Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)を使ってみて、良かった点・気になった点をレビューしていきます。
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Anker 321 MagGo Batteryの特長
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622 Magnetic Batteryとの違い
同じ5,000mAh容量をもつ兄貴分、Anker 622 Magnetic Batteryとの違いは、サイズと性能です。
Anker 321 MagGo Batteryの3,990円という価格は、ワイヤレスモバイルバッテリーの中でもコスパが高いといえます。

Anker 321 MagGo Batteryは、基本性能重視モデルの3シリーズです。
見た目にはわかりにくいものの、Anker 622 Magnetic Batteryより性能を抑えてあります。
この性能差により、より求めやすい3,990円という価格になっているんですね。
性能の違い
モデル | 622 Magnetic Battery (MagGo) | 321 MagGo Battery (PowerCore 5000) |
パフォーマンス レベル | 2 | 1 |
USB-C 入力 | 最大12W | 最大10W |
本体への 充電時間 | 2時間50分 (実測値) | 4時間 (実測値) |
Anker 321 MagGoのパフォーマンスレベルは1となっています。
違いとしては、モバイルバッテリー本体への入力が10Wになっていることで、本体への充電時間が長くなっています。

充電時間の実測を行いました。
321 MagGoと 622 Magnetic Batteryでは、モバイルバッテリー本体への充電時間に約1時間ほどの差があることがわかりました。
見た目(質感)の違い
Anker 622 Magnetic Batteryは持ったとき、肌にしっとりとなじむような肌触りで質感も高め。
Anker 321 MagGoは、サラサラとした軽い肌触りなものの、ややプラスチッキーなチープさもあるのも事実です。
5,000mAhはスマホ1回分の容量

充電容量は5,000mAh。
機種にもよるものの、スマートフォン1回分しししししの充電容量と考えておけば問題ないでしょう。
機種別バッテリー容量
スマートフォン機種 | バッテリー容量 |
iPhone 8 Plus | 2691mAh |
iPhone X | 2716mAh |
iPhone 11 Pro Max | 3969mAh |
iPhone 12 Pro Max | 3687mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4352mAh |
iPhone 14 Pro Max | 4323 mAh |
11の保護機能で安心して使える
AnkerのモバイルバッテリーやUSB急速充電器は、優れた安全性が特徴です。
これは、MultiProtect(多重保護機能)の存在によるもの。
モバイルバッテリーを使うと本体が熱くなりがちです。
MultiProtect(多重保護機能)により、発熱に対しても非常に細かい制御がされており、長時間使用しても熱くなりにくいです。
ケーブルレスで充電可能
ワイヤレス充電 (最大7.5W) | USB-C接続充電 (最大12W) |
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Anker 321 MagGo Batteryの充電方法は上記の2つです。
ワイヤレス充電の計測

iPhone12でバッテリー残量10%からの充電速度を計測しました。
充電方法 | 充電時間 |
---|---|
ワイヤレス充電 (最大7.5W) | 約1.5時間 |
USB-C接続充電 (最大12W) | 約3時間 |
ワイヤレス充電の充電速度控えめながらも、ケーブルレスで充電できるのは非常に便利ですね。
パススルー充電も可能

Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)はパススルー充電にも対応しています。
パススルー充電時はデバイスを満充電後にモバイルバッテリーの充電が開始されます。

モバイルバッテリーの充電忘れも防げる
インジゲーター表示


インジゲーターは本体背面のボタンの中に内蔵され、視認性も良好です。


Anker 622 Magnetic Batteryは、インジゲーターはUSB-Cポートのすぐそばに位置していますね。
これは、背面に収納式スタンドがあるためです。
モデルの違いによりインジゲーターの配置にも違いがあるといえます。
iPhone SEでも使用可能


Anker 321 MagGo Batteryは、MagSafe対応のモバイルバッテリーです。
iPhone SEは、MagSafeの導入前にリリースされたiPhone 7をベースに作られているため、本体にはMagSafe規格に対応するマグネットが内蔵されていません。
とはいえ、背面にはQi規格をサポートするワイヤレス充電機能が搭載されています。
サードパーティー製のMagSafe対応スマホケースを使えば、ワイヤレスで充電することが可能です。
デメリット充電速度がやや遅め


Anker 321 MagGo Batteryのデメリットについては以下の2点です。
ワイヤレス充電速度がやや遅め


iPhone12では満充電までに約3時間かかります。
ワイヤレス充電時の7.5W出力は、PD20Wと比較した場合にやや充電速度が遅め。
理由として、iPhoneはバッテリー寿命、発熱などの問題を考慮して、ワイヤレス充電の出力を7.5Wに制限しています。
バッテリーを過熱させずに、安全にデバイスを充電するためです。
急ぎで充電したいときはUSB-Cケーブル接続すれば、最大12Wで充電可能です。
ライトカラーは汚れが目立つ


明るいパステルカラーは色鮮やかでオシャレなものの、汚れが目立ちやすいです。
Anker 321 MagGo Battery特有の問題ではなく、すべてのモバイルバッテリーにいえることです。
サイズ
正面 | 背面 |
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サイド | 底面 |
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サイズは約93 x 64 x 15mmです。


重量は実測で122g。
付属品


付属品は非常にシンプルです。
Anker 321 MagGo Batteryの付属品
- USB-C & USB-C ケーブル (0.6m)
- 取扱説明書
他のMagSafe対応充電器と比較
商品 | 容量 | ポート | 価格/評価 | サイズ | 重量 | PD充電 |
---|---|---|---|---|---|---|
321 MagGo Battery (PowerCore 5000) | 5000mAh | USB-C(入力10W 出力12W) ワイヤレス(出力7.5W) | 6,990円/ 評価4.4 | 93 x 64 x 15mm | 124g | × |
Anker 622 Magnetic Battery (MagGo) | 5000mAh | USB-C(入力12W 出力12W) ワイヤレス(出力7.5W) | 6,990円/ 評価4.3 | 105 x 67 x 13mm | 140g | × |
ESR HaloLock モバイルバッテリー | 5000mAh | USB-C(入力12W 出力12W) ワイヤレス(出力7.5W) | 5,899円/ 評価4.4 | 99 x 64 x 17 mm | 155g | × |
MRCOOL モバイルバッテリー | 5000mAh | USB-C(入力20W 出力20W) ワイヤレス(出力7.5W) | 3,999円/ 評価3.7 | 94×66×13mm | 110g | ○ USB-C端子のみ |
品質・保証
保証については18か月の製品保証がついています。
Anker Japan 公式サイト会員を対象に保証期間が24か月に自動延長されるので忘れずに行いましょう。
延長保証の対象者・対象商品。
- Anker Japan 公式サイト会員
- 2020年1月1日以降に正規販売店で購入した商品
延長保証の注意点としては上記2点を満たしている必要があるので注意してください。
延長保証終了後、2か月以内に製品に不具合が生じた場合はカスタマーセンターに連絡すると、Anker Japan 公式サイトおよびAnker Japan 公式アプリで使える、20%OFFクーポンがもらえるのもポイント。(クーポン期限は問い合わせ次月末まで)
またAnker公式サイトではチャットでの問い合わせが可能になっています。(チャット対応は平日9時から17時まで)
製品についてわからないことがあれば気軽に聞けるので購入前も安心ですね
よくある質問
- スマホケースはなんでもいい?
スマホケースを使用する際は、MagSafe(マグセーフ)対応のスマホケースが必要になります。非対応のケースの場合は、磁気リングを使うのがオススメ(スマホケースの厚みが2mm以上は充電不可)。
- Anker 321 MagGo Batteryの充電器はなにを使えばいい?
最適に充電するには、USB-C対応10W以上の出力が可能な充電器 (別売り) が必要です。
まとめ
今回は、Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)をレビューしました。
オフィス・外出先でもくっつけるだけで、いつの間にか充電してくれるので、今では手放せない相棒です。
使った感想としては、サイズ感が絶妙で重量も124gなので、持ち運びがしやすいですね。
なんといっても価格が3,990円という安い価格も嬉しいところ。
同機はAnker 622 Magnetic Batteryと比較して、収納式スタンドをなくして、性能を控えめにすることで低価格を実現しています。
Anker 622 Magnetic Batteryのネックでもある、価格の高さをうまく打ち消しており、価格と性能のバランスが高いと感じました。



スタンドが欲しい人はAnker 622 Magnetic Batteryがオススメ
Anker 321 MagGo Batteryのデザインはややポップな感じになっており、好みがわかれるところです。
ネットでは、安いモバイルバッテリーがあるので、選ぶのに迷いますよね。
モバイルバッテリーは高いエネルギーを持ち歩いているのと同様ですから、高品質なメーカーを選ぶのがポイントです。
Ankerの安心ポイント
- 高品質
- 最大24か月保証
- 手厚いアフターフォロー
保証が長いのは品質に自信があるため。
そういった意味でも、Anker 321 MagGo Battery (PowerCore 5000)は、オススメできるモデルといえます。