こんにちは!
りくぴいです。@rikupii_gadget
前回の記事では、ロジクールG PRO ゲーミングキーボード【リニア】のレビューを行いました。
今回は、同モデルの【クリッキー】のレビューです。
このような人向けの記事
- クリック感のあるキーボードが欲しい人
- テンキーレスサイズのキーボードが欲しい人
- 壊れにくいキーボードが欲しい人
- 価格の安いメカニカルキーボードが欲しい人
発売日は2017年3月30日です。
過去に2回のリニューアルを行っており、他ブランドの最新キーボードと比較しても性能に遜色はありません。
Logicool G PRO Xの発売日・リニューアル日
発売日・ リニューアル日 | 型式 | 価格 |
---|---|---|
2017年 3月30日 | G-PKB-001 | ー |
2019年 11月14日 | G-PKB-002 | 19,800円 (税込) |
2022年 2月24日 | G-PKB-002LN G-PKB-002CK | 13,970円 (税込) |
2023年9月現在のラインナップとしては、クリッキー・リニアのみの選択となります。
PROキーボード クリッキーの性能の概要は以下のとおりです。
- 50gの押下圧
- 2.0mmのアクチュエーションポイント
- 3.7mmのキーストローク
PROキーボード クリッキーは、「カチッ」とした青軸らしい爽快な打ち心地が味わえるモデルです。
その秘密はリニアに対して、0.3mm短い3.7mmのキーストローク。
キーストロークが浅ければ入力速度はあがるものの、打鍵感が損なわれたり、打ち間違いが多くなったりします。
PROキーボード クリッキーはリニアと比較して、0.3mm短い3.7mmのキーストロークとすることで、キーの入力速度向上と打鍵感のバランスをとっています。
指先から伝わる緻密に調律されたクリック感は、PROキーボード クリッキーに与えられた特権ともいえるものです。
価格は定価で13,970円(税込)。
最新モデルのG-PKB-002CKは、GXスイッチ交換が不可なモデルであるものの、価格がかなりリーズナブルに抑えられています。
今回は、3年使用したPROキーボード クリッキーの良かった点・気になった点をレビューしていきます。
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スペック
PROキーボード クリッキーのメリット
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指先に伝わる小気味良いクリック感
チェリーMXブルー – 理想的なフィードバックを備えたキースイッチ。 (cherrymx.de)
青軸(クリッキー)の特徴は、明確で確かなクリック感と音です。
スイッチを押す際、ステムの下に配置されたクリックジャケットが反応し、カチッという音を生み出します。
上記の仕組みにより、他の軸にはない心地よいサウンドを楽しめます。
3.7mmのキーストロークも注目すべきポイント。
リニアと比較して0.3mm短いキーストロークとすることで、打鍵感を損なわず、小気味良いタッチを可能としています。
押下圧50gで青軸なのに軽い押し心地

青軸の押下圧はメーカーによっては異なるものの、一般的には約60g前後でやや重めの設定になっています。
赤軸の40g〜50gと比較すると、その重さがわかりますね。
青軸が重い理由
- しっかりと押すことでクリック感を高める
- 確かな打鍵感でタイプミスが起きにくい
青軸のキースイッチはしっかりと押している感があることで、独特の作業している感につながっています。
ただし、押下圧が高くなると、指の疲労感にもつながるデメリットも生じます。
PROキーボード クリッキーの良いところは【青軸で50gの押下圧】の設定です。
長時間使用しても疲労感が少なく、快適にPC作業・ゲームが行えるのは大きなメリットといえるでしょう。
キースイッチは7,000万回打鍵可能

写真のPROキーボード クリッキーは、3年間使用したものです。
WASDキーの文字プリントはかすれているものの、私のキーボードに関して言えば、今までスイッチ自体に不具合はありませんでした。
長く使えるというのは、商品を購入する上で大事な要素となります。
もちろん工業製品ですので、不具合が起きる場合もあるでしょう。
PROキーボード クリッキーの保証期間は2年間です。
万が一のときも、ロジクールサポートが手厚くサポートをしてくれます。
13,970円(税込)という価格の安さ

ゲーミングキーボードはさまざまな価格帯があります。
最安帯では1,000円台!?という、魅力的な価格のゲーミングキーボードもあり、選ぶのもひと苦労なものです。
- 価格も抑えたい
- 性能のよいキーボードが欲しい
- 故障しても手厚い保証が受けられる
上記、すべてのことがしっかりと当てはまっているモデルが、PROキーボードです。
13,970円(税込)という比較的リーズナブルな価格に抑えつつ、性能と長い保証でバランスのよいキーボードに仕上がっています。
PROキーボード クリッキーのデメリット
PROキーボード クリッキーのさまざまなメリットを書きましたが、デメリットもあります。
以下で説明します。
打鍵音は大きめ
爽快な打鍵音は、青軸好きな人にはたまらないものです。
デメリットとして、「カチッ」という音が甲高く響きやすいので、使うシーンを選ぶ場面もあるでしょう。
- 会社・研究室などの静かな場所
- VCを多用する
青軸はどれだけやさしく押しても、いい音がでます。
VCに「カチッ音」が乗ってしまうのを防ぐためには、単一指向性タイプのマイクを使うのもオススメです。
単一指向性タイプのマイクとは?
正面で話す声など、特定の方向からの音だけを拾うマイクです。周囲の雑音を拾いにくいため、VCにも最適となっています。
青軸のデメリットも、マイクを変えるなどすればある程度は対応可能です。
長期使用でキーキャップの印字がかすれる

PROキーボード クリッキーのもう一つのデメリットがキーキャップ印字の剥がれです。
安価なもの・高級品問わず、キーボードは消耗品です。
私のPROキーボード も1年ほど経過したあたりで、WASDキーの印字が剥がれてしまいました。
- 指の置き方
- キーの押し方
- 指の長さ
- 爪の長さ
上記は、人それぞれ異なるので、人によってはプリントの寿命も変わる部分もあるといえます。
PROキーボード クリッキー レビュー
ここからは、3年使用したPROキーボード クリッキーのレビューを、たくさんの写真をまじえて行っていきます。
外観

キーボードはアルファベットキーのみプリントしてあり、非常にシンプルなデザインとなっています。
ブラックのボディーに1,680万色のRGBライティングがよく映えています。
付属品

付属品一式
- キーボードデータケーブル
- クイックスタートガイド
- 保証書
- 保証規定
G-PKB-002CKのように、末尾に【CK・LN】が記載してあるモデルなので、GXスイッチの交換は不可能です。

付属品の中にキーキャッププラーは同梱されていないことからもわかりますね。
キーボード表面

3年経過したものの、WASD以外のキー以外は文字のかすれもなくきれいさを保っている
キーボード表面はツヤ無しのマットな質感です。
サラサラしているものの、しっかりと指を保持してくれるホールド性の高さが特長。
写真のように3年ほど使うと、よく使用するキーは少しテカリがあるのも事実です。
サイド

右サイドに【PRO】のロゴがあります。
サイドはツヤツヤのピアノブラック仕様になっており、質感も上々です。
硬いタオルなどで拭くと、線キズが入りやすいです。
お手入れは、マイクロファイバーなどのやわらかい布でやさしく拭き取るのがポイント。
USB差し込み口

ケーブルは三叉USB Micro-Bです。
三叉構造で差し込んだケーブルが抜けにくくなっています。
裏面

裏面は5か所の滑り止めが貼ってあるため、どっしりとした安定感です。
角度調整
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角度0度 | 角度4度 | 角度8度 |
角度調整は3段階で調整可能です。
PROキーボード リニアとまったく同じ仕様となっております。
ライト機能
ライトボタンを押せば、キーボードのバックライトの点灯・消灯が選択できます。
G HUBソフトウェアで設定できるライト機能に加えて、PRO Xゲーミングキーボードではオンボードのライト効果も利用可能です。
照明キー + 1キー | 色ウエイブ(左から右) |
照明キー + 2キー | 色ウエイブ(右から左) |
照明キー + 3キー | 色ウエイブ(中心から外側) |
照明キー + 4キー | ブリージング |
照明キー + 5キー | リップル |
照明キー + 6キー | サイクル |
照明キー + 7キー | シアンブルー |
照明キー + 0キー | 単色を循環 |
照明キー + -キー | エフェクトを減速 |
照明キー + +キー | エフェクトを加速 |
上記はキーボード上から、カンタンに操作できるのは嬉しいポイントですね。
PS5で使用する場合などパソコン本体を持っていなくても、ライティングパターンを気軽に変更できます。
ゲームボタン

PROキーボード リニアにはゲームモードボタンが搭載されています。
ゲーム中は常に点灯させておくことで、カンタンにWindowsキーを無効にしてくれますよ。
メディアコントロール

F9ボタン〜PAUSEボタンまでの一列がメディアコントロールです。
使用にはFNボタンを同時に押します。
GHUBについて

GHUBアプリを使えば、さまざまな使い方ができるようになります。
ライティング

ライティングについては1,680万色通りのカラー配色が1キーごとに行えます。
自分だけのオリジナルライティングが可能
- WASD
- 数字
- Fキー
- ゲーム中に使うキーなど
これだけやるだけでも、自分だけのオリジナリティーが出てくるもの。
マクロ登録可能なFキー

MMORPGやMOBAといったジャンルを主にプレイする方にとっては、マクロが非常に重要なツールとなります。
なお、DiscordやOBSの各種アクションも設定できるため、配信しているときもスムーズに操作できるのは嬉しいところです。
他ゲーミングキーボードとの比較
Logicool G PROキーボード クリッキー | e元素 ゲーミングキーボード Z-88 | SteelSeries Apex 7 TKL 64756 | |
---|---|---|---|
サイズ | 36.1 x 15.3 x 3.4 cm | 31 x 12.3 x 3.8 cm | 13.9 x 35.5 x 4.3 cm |
軸 | 青軸 | 青軸 | 青軸 |
カラー | ブラック | ホワイト | ブラック |
有線/無線 | 有線 | 有線 | 有線 |
評価 | 評価4.7点 | 評価4.1点 | 評価4.4点 |
価格 | 12,700円 | 4,799円 | 17,800円 |
今回は青軸を採用しているゲーミングキーボードで比較しました。
コスパを重視するあなたには、e元素メカニカル式ゲーミングキーボード Z-88をオススメします。
一番のウリは4,799 円(税込)というリーズナブルな価格です。
防水型・RGBバックライト・Nキーロールオーバーなど機能もしっかり。
ゲーミングキーボードとしての機能も抜かりはありません。
デザイン・先進性にこだわりたい場合は、SteelSeries Apex 7 64756がぴったりです。
もっとも目を引くのが有機ELスマートディスプレイを搭載している点。
- ゲームからの通知
- オーディオコントロール
- イルミネーション
- マクロなどのカスタマイズ
上記のカスタマイズが、有機ELスマートディスプレイを通して可能です。
私のイチオシはLogicool G PROキーボード クリッキー。
PROキーボード クリッキーのGoodポイント!
- コスパがよい
- 押下圧50gで青軸にしては軽いタッチ
- 高耐久性
- 2年保証
総合力の高さもロジクールらしいものの、それだけではありません。
青軸スイッチは「カチッ」という打鍵感を出すために、60gほどの重さのものが多いです。
PROキーボード クリッキーは50gという、リニアと同等の押下圧とすることで、リニアに負けないスムーズな押し込み感が特長。
長時間のタイプでも疲労を感じさせないので、きわめて効率的にゲーム・PC作業を行えるのがメリットです。
よくある質問
- 故障時の対応を教えてください
万が一、故障した時はロジクールサポートに連絡してください。ユーザー登録が必要になりますが、1~2分で終わります。製品選択をして不具合内容を伝えると、チャットが開始されるので時間を待たずにしてカスタマーが対応してくれます。
- WASDキーのキーキャップの剥がれ対策を教えてください
爪を短くすることで、キーキャップの印字剥がれをある程度は抑えることができます。
まとめ
PROキーボードのラインナップは【クリッキー】【リニア】となっています。
両者を使い込んでみて感じたことは、クリッキーだからカチカチとした押し心地とか、リニアだから静かな打鍵音だけでないこと。
PROキーボードのGXスイッチの差
モデル | Logicool G PROキーボード クリッキー | Logicool G PROキーボード リニア |
---|---|---|
押下圧 | 50g | 50g |
キーストローク | 3.7mm | 4.0mm |
アクチュエーション ポイント | 1.9mm |
表のとおり、キースイッチの可動域を変えることで、クリッキーはより軽快かつ気持ちよく打鍵感を味わえるチューニングとなっています。
- 初めての青軸キーボードの方
- さまざまな青軸キーボードを使ってみた方
どのような方であっても、このクリック感は病みつきになる。
キーボード自体の完成度の高さが、PROキーボード【クリッキー】にあると感じています。