プロジェクターの導入前に考えておきたいのが、プロジェクターの設置場所です。
買ってみたものの、置き場所がなかったというのは避けたいものですよね。
プロジェクターは適切な場所を選ぶことで、快適な視聴環境を実現できます。
以下では、プロジェクターの基本的な設置場所について見ていきましょう。
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プロジェクターのおもな設置場所
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1. テーブルの上に設置

持ち運び可能なコンパクトプロジェクターにオススメするのが、テーブルの上に置くことです。
余計なコスト・手間もかからずもっともカンタンな方法でしょう。
デメリットとして、机の上でコップのジュースなどがプロジェクターにかかると、故障の原因になるので注意が必要になります。
また、小さいお子さまがいらっしゃるご家庭では、お子さまが触らないように気を使うことも。
2. 棚の上に設置

プロジェクターをもともとある、本棚・飾り棚に置くのはカンタンといえます。
注意する点としては、設置するスペースです。
プロジェクターは熱が発生するため、温度を下げるための吸排気用のファンが設けられています。
あまりに狭い棚に設置すると、プロジェクター内に熱がこもります。
故障の原因にもつながりますので、吸排気のスペースが十分にある棚に設置するのがポイントです。
棚の上に置くメリット
- コストが安く済む
- ケーブル配線が隠しやすい
以下で詳しく説明します。
コストが安く済む
天吊りブラケット・スタンドを使った設置と比較すると、別途必要なものがないのでコストが安いといえます。
置くだけで設置完了しますので、手間も最小限と一石二鳥です。
ケーブル配線が隠しやすい
プロジェクターには入力端子・電源ケーブルの配線があります。
棚を使うとケーブルが目立ちにくく、配策を行いやすく見た目もスッキリしやすいものです。
棚の上に置くデメリット
プロジェクターの投射距離が合わない場合もある
プロジェクターには機種ごとに、適切な投射距離が設定されています。
スクリーン・壁などの投射場所から遠すぎたり・近づきすぎたりする場合は、適切なサイズで視聴できません。
機種ごとの投射距離は取扱説明書に記載してあるので、購入前に調べておくと安心です。
3. 移動式ラックの上での設置

プロジェクターを移動式ラックの上に設置することで、スペースを有効に使いながらスッキリとした印象を演出できます。
また、ラックの上にプロジェクターを置いてアクセサリーや本を飾るなど、インテリアとしても楽しめます。
移動式ラックに置くメリット
移動式ラックのメリットはコンパクトなサイズ。
圧迫感なく置けるうえ、散らかりがちなリモコン・小物などがまとめて収納できるのが、移動式ラックの良さです。
移動式ラックに置くデメリット
移動式ラックのデメリットとしては、設置位置の低さにあります。
人が通るとプロジェクターの投射がさえぎられてしまう点で、人によってはストレスになるでしょう。
リビングにプロジェクターを設置する場合は、人通りも考慮しましょう。
4. スタンドを使った設置
スタンドを使用してプロジェクターを設置する方法です。
手軽に設置できる利点があります。高さや角度を調整して最適な投影状態を作り出しましょう。
スタンドを使った設置のメリット
- 収納時はコンパクトに収納できるモデルもあり
- 天井投写に対応可能
収納時はコンパクトに収納できるモデルもあり
スタンドは伸縮折りたたみ式の物も多く、使用しないとき比較的コンパクトに持ち歩けるのがメリットです。
- 友達の家でホームパーティー
- キャンプ
- 自宅の庭
コンパクトながら、任意の高さ・角度調整が行えます。
さまざまな使い方でプロジェクターを楽しめる点がスタンドのメリットです。
天井投写に対応可能
この手のスタンドは天井投射に対応しているモデルが多く、寝室でベッドに寝ながら動画・映画を見れる点がメリットです。
スタンドを使った設置のデメリット
置く場所によっては邪魔になってしまう。
設置する場所は、人の導線が少ない場所に置くとより安全に使用できます。
5. 壁に設置
壁に直接ブラケットを設置して、そこにプロジェクターを設置します。
天井設置と比較して設置がカンタンです。
設置には石膏ボードでもピン留めが可能。
穴の跡が目立ちにくいので、賃貸住宅でも気軽に設置できる点が大きなメリットといえるでしょう。
6. 天井吊り下げ設置

天井吊り下げ式にプロジェクターを設置することで、部屋全体をスッキリとした印象に保ちます。
天吊り設置をみると、シアタールームというイメージがわいてきますよね。
天井吊り下げ式にする方法のメリット
- 部屋を広く使える
- 高い位置から投射するので人影が気にならない
部屋を広く使える
プロジェクターを天井吊り下げ式で設置するメリットは、部屋を広く使えることです。
棚・スタンドを部屋に設置する場合は床面のスペースを利用します。
非常にカンタンでお手軽な設置方法なものの、一定のスペースは必要になるもの。
天井に設置する場合はスペースの制約がないので、狭い部屋に設置する場合にも有効です。
また、基本的に手の届かない場所なため、リビングに設置する場合でも、お子さまの安全を守るといった意味でも効果があります。
高い位置から投射するので人影が気にならない
高い位置にプロジェクターを設置しているので、人が通っても、投射が妨げにくく快適に映画・動画を視聴できます。

さすがにスクリーンの前を通ると人影は映りこむよ
天井吊り下げ式にする方法のデメリット
- 配線処理が目立ちやすい
- コストがかかりやすい
- 天井に下地がないと設置できない
配線処理が目立ちやすい
天井吊り下げでもっとも悩むのが配線処理です。
天井は配線を隠すものがほとんどありませんので、プロジェクターの電源コード・入力ケーブル配線が目立ちやすくなります。
理想的な解決法としては、天井にコンセントを設置し、天井裏・壁裏に配線を隠す方法です。
欠点としては、コンセント設置は電気工事士の資格が必要になるうえ、天井・壁に穴を開ける必要になる点です。
業者の方にお願いするのが最も安全でしょう。
コストがかかりやすい
天井吊り下げ式の設置をする場合は下記の物が必要になります。
- 天井吊り下げブラケット
- HDMI延長ケーブルケーブル
- 電源延長ケーブル
天井吊り下げブラケットはプロジェクター専用品のほかにも、汎用品ブラケットも多数販売されています。
私は汎用ブラケットを使用しました。
2,000円以下で取り付けもしっかりしたものだったので、オススメします。
入力ケーブル・電源延長ケーブルはケーブルの配策経路の距離を確認してください。
あまりにもギリギリの長さで購入すると、あと10cm足りなかった。ということを私は体験しています。
少し長いぐらいの感覚でケーブルの長さを決めるのがポイントになります。
まとめ
1,000軒あれば1,000通りの部屋・家具のレイアウトがあります。
従来の据え置きプロジェクターにくわえて、最近では持ち運びしやすいモバイルプロジェクターもあり、取り付け方法もさまざまです。
プロジェクターをスムーズに取り付けるポイントとして
- どの取り付け方が可能か
- 必要な部品
- 自分のライフスタイル
上記3点をしっかりと調べておくことで、プロジェクターの設置に悩むことはなくなるでしょう。