こんにちは!
勉強やデスクワークでチェアに座っていると、いつの間にか全身が凝り固りがち。
僕は腰痛持ちで顕著にその症状がひどくて、最後には偏頭痛で苦しむという悪循環ループに。
集中したいのに集中できないのはツライですよね。
今回は、ワークデスクで使用しているチェアが腰痛持ちの僕に良かったので紹介します。
チェアといっても最近の記事にあるようなゲーミングチェアではなく、ワークチェア。
SANWA SUPPLY メッシュチェア 150-SNCM010
SANWA SUPPLY
本社は岡山県。1979年よりコンピュータ・パソコンサプライ製品の製造・販売を手がける。12,000点の圧倒的な取り扱いアイテム数とユーザー視点のモノづくりが人気の秘訣。創業は1923年に故 山田義夫氏が始めた縫製工場と長い歴史を持つ。
サンワサプライって書いたほうがなじみあるかな。

2023年で100周年を迎える長寿メーカーだよ
今回、選んだ150-SNCM010の主な特徴です。
- モールドウレタンを使用した上質な座り心地
- 可動ランバーサポート・可動ヘッドレストによる姿勢の適正化
- 32°のロッキング機能でリラックス感の向上
まさに受験勉強・デスクワークの戦友になってくれること間違いなしのチェアです。
しっかり使ってみて気になる部分もありましたので、気になって点も含めてじっくりレビューしていきたいと思います。
よかった点 | 気になった点 |
---|---|
適度な硬さのクッション ランバーサポートの調整幅の広さ メッシュ生地の通気性のよさ 勉強に集中できる姿勢が容易に保てる | クッション部に感じた熱のこもり感 レバーの表示がない |
どんな人に向いているか
- 腰痛に悩まされている人
- 座り心地にこだわりがある人
- チェアに多機能を求める人
- 落ち着いたデザインのチェアが好みの人
- 受験勉強に忙しい学生の人
メッシュチェア バリエーション
モデル | 150-SNCM010 | 150-SNCM019 | 150-SNCM019GY | 150-SNCL025 |
色 | ブラック | ホワイト | グレー | ブラック |
表皮 | メッシュ | ← | ← | レザー・メッシュ |
オットマン | ー | 〇 | 〇 | ー |
ハイバック | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ひじ掛け可動 | 前後上下左右 | ← | ← | 上下左右 |
座面可動 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スペック
モデル | 150-SNCM010 |
幅 | 67cm |
奥行 | 64.5cm |
高さ | 116.5~130.5cm |
本体重量 | 約23kg |
耐荷重 | 約80kg |
サイズ
150-SNCM010/サンワサプライ直営サンワダイレクト本店
150-SNCM010 前から見てみる



チェアを見たときにまず目に入るのが、メッシュ生地のシートバック。
写真でもわかるように150-SNCM010のメッシュ感は全面的に蒸れにくさをアピール。
メッシュに透けて見えるシートバックに鎮座する可動ランバーサポートが、姿勢矯正器かといわんばかりの存在感です。
僕はデザインが渋いレザーと迷った結果、蒸れにくさを優先。
ブラック(150-SNCM010)を購入しました。
素材



表皮の素材はポリエステルメッシュ。
表面自体はサラサラで触り心地もよいです。
指を滑らせてみると適度な摩擦感で、お尻が滑ったりする感覚もなく快適。
メッシュ素材なので、夏場に蒸れるといったこともなく快適に過ごせています。
座面



座面の厚さは座面手前の部分で8cmとワークチェアでは平均的。
座面形状
座面が中央部に向かってなだらかに凹んでいる座面形状。
着座時にお尻をしっかり包み込んでサポートしてくれるので、長時間座って作業していてもお尻が痛いと感じたことは皆無でした。



座面素材
150-SNCM010/サンワサプライ直営サンワダイレクト本店
150-SNCM010で特徴的なポイントなのが、座面のクッションにモールドウレタンを採用している点。
座った瞬間にしっとりと感じるやわらかと程よい反発が好バランス。
会社でいつも座っているチェアは長年の使用によりクッションがへたっており、お尻の底づき感も強くつらい。。
モールドウレタンは密度が高いためクッションの復元力が高く、耐久性もスラブウレタンに比べると高いです。
長く快適に座るには適していると言えますね。
ワンポイント ウレタンの種類について
- モールドウレタンとは
-
クッションの形状をした型に原液を流し込み発泡・形成させたウレタン。特徴としては高反発・高耐久。自動車のシートに使用されている。
- スラブウレタンとは
-
枚岩状のウレタン(スラブ)を製品のサイズに合わせて切り出し成形させたウレタン。加工しやすく、一般的なチェア・クッションなど幅広く使用されている。耐久性と座り心地はモールドウレタンに劣る。
座り心地について1点気になったことがあります。
座っているとお尻と太もものあたりからじんわりとこもった熱を感じるんですね。
高気密なモールドウレタンがいい断熱材の役割をしているためか、僕的にはこもった熱感が少し気になりました。
ウソは良くないので正直に書きますが。。
座面自体の蒸れは皆無です。
勉強に集中すると気にならないレベル。
ランバーサポート



ランバーサポートのクッションの厚みは4cm。
ランバーサポート自体は必要以上に大きすぎるといったことはなく、チェアのサイズを考えると妥当な大きさ。



ポイントは写真のようにランバーサポートが可動式になっているところ。
ノッチ数は16ノッチで高さは7cm調節可能。
かなり細かい調整ができるので、1人ひとりの理想な背骨のS字を描けるため、座っていて気持ちがいいです。



ランバーサポートを可動させるには少し力がいるけど、写真のようにシートバックのフレームを一緒に握るようにして動かせば簡単に動かせます。
ヘッドレスト



ヘッドレスト生地もシートバックに準じてメッシュ地。
夏場でも熱がこもることなく快適そのもの。
ヘッドレスト形状が首のカーブに自然に沿うよう立体的に構成されており、着座して頭を預けると首へのほどよいフィット感が最高。
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
集中モード時のヘッドレスト角度 | リラックスモード時のヘッドレスト角度 |
ヘッドレストの角度は2段階で調整可能。
僕はリラックス時、上に向けて首を預けています。



ヘッドレストも高さ調整可能。
ノッチ数は16。高さ調整幅は7.5cm。
ノッチが軽く、片手で調整可能です。
ゲーミングチェアのヘッドレストと比較すると、首の後ろにありがちなクッション感の無さがワークチェアの強みだといえますね。
メッシュ生地によるあたりやわらかさであったり、生地の適度な弾力により優しい手が首を支えてくれているというのが素直な印象。
アームレスト



アームレストの幅は10cm。
高さ調整のみではなく、前後左右調整機能もしっかりと付加されています。
高さ調整



高さ調整幅は7cm。ノッチ数は5ノッチ。
前後調整



前後調整幅は2.5cm。ノッチ無しの無段階。
調整幅自体は少なめだけど、ワークチェアと考えると必要十分。
左右調整
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
外向き | 内向き |
可動幅は2cm。ノッチはなく無段階。
一応、わかりやすいように上記の表に写真で示しています。
可動域はかなり狭いです。
気持ち程度と割り切れば問題ないでしょう。(笑)
シートバック



シートバックについては骨格を形成する極太の樹脂製のフレームにポリエステルメッシュの組み合わせ。
剛性感も申し分なし。
特筆すべきなのが、ポリエステルメッシュの適度な弾力です。
シートバックに体重をかけると適度な弾力が荷重分散してくれているのを実感。
そして、夏でも蒸れない快適さ。
メッシュ最高。
150-SNCM010 後ろから見てみる



チェア自体の全高が116.5cm~130.5cmとハイバック仕様になっているのにもかかわらず、高さを感じないのはヘッドレストの形状とメッシュ生地による圧迫感の少なさによるもの。



デスク前に置いてみると、コンパクトでおしゃれにみえますね。



フレームはポリプロピレン製。軽量・強度にすぐれているものです
シボ感も細かくて質感も高い。
フレームの色については黒ツヤも抑えられており、触感もしっとりと気持ちいいです。
脚部



脚部もフレームと同じポリプロピレン製。
剛性不足感やきしみ音などは感じませんでした。
色もシート地と同色になっており統一感が高いです。
キャスター



キャスターはナイロン製。
ワンポイント キャスターの種類
- ナイロンキャスターとは
-
硬く頑丈で安価なのが特徴。硬いがゆえにタイル・コンクリートなどの硬い床面で転がすとキャスターが割れてしまう可能性あり
- ポリウレタンキャスターとは
-
ナイロンキャスターに比べたら柔らかいのが特徴。タイル・コンクリートでも使用可能。
ナイロンキャスター・ポリウレタンキャスターでも、フローリングの傷が気になる人は傷防止のためのチェアシートをオススメします。
座り心地



前述の座面素材で述べたように、座面が約8cmとさほどボリュームがないのにもかかわらず、クッションの底づき感が皆無だと感じるのはのは、モールドウレタンの反発力と復元力が生かされているからと実感できます。
連続してデスクワークしても、2~3時間は余裕でした。
座面り程よいクッション性とランバーサポートとヘッドレストの細かい調整によって、より自分の体形にあったチェアにカスタムできるのもかなりいい。
しっかりと勉強やデスクワークに集中できる姿勢にしてくれます。
足つき性



座面の高さは46cm~53cmで7cm昇降可能。
僕は身長164cmで高さ70cmのデスクを使用しています。
厚さ約8cmでフラット気味のクッションのおかげで、使いやすい高さにチェアを調整しても両足がしっかりと床についてくれます。
比較的小柄な人でもしっかり座れるチェアといえます。
各種調整機能



僕が気に入っているのが、150-SNCM010の豊富な調整機能。
ランバーサポートとヘッドレストだけじゃないんですよ。
背もたれの角度調整
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
背もたれを起こした集中モード | 背もたれを寝かせたリラックスモード |
背もたれはシートバック後ろのレバーにより任意の角度で調整可能。



レバーにはわかりやすく図が入っていますね。
レバーの位置も遠くすぎず操作しやすいです。
座面の前後調整
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
座面を後ろ側にセットした集中モード | 座面を手前に引き出したリラックスモード |
座面前方左側のレバーで座面の前後調整が可能。
ノッチはなく無段階で調整できるので、座面を後ろ側にセットすると骨盤が立った状態になり、より勉強やデスクワークに集中できます。
ゆったり座りたい時は座面を前方に引き出してやることにより、リラックスした座り方もできます。



レバー自体は左手で操作しやすい位置にあります。
真っ黒なレバーですので、なんのレバーか表示がほしいところ。
一回操作すると覚えるんだけどね。。
ロッキング機能



通常のロッキングではシートバックと座面の角度が固定されているため、ロッキングするとそのままかかとまで浮いてしまいがちです。
![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() |
通常時 | ロッキング時 |
写真でみてもわかる通り、150-SNCM010はシンクロロッキングとよばれる、シートバック部の可動部によりロッキング時にシートバックと座面が大きく開く構造。
身長164cmの僕がしっかりロッキングさせてリラックスしても、かかとがしっかりついていて安心感があります。
きちんと地に足が着くって大事なんですよね。
ゲーミングチェアほどしっかり寝れてリラックスとはできませんが、小休憩には十分。



ロッキングレバーは座面左側の少し奥まったところにあります。
説明書にはしっかり記載されているので困りはしませんが、レバーに表示があるとありがたいかな。
一回操作すると覚えるんだけどね。。



ロッキングレバー操作は真横から手を伸ばすとアームレストが邪魔して手が届きにくいので、写真のようにアームレスト後方から手を伸ばすと操作しやすいです。



ロッキング機能を解除する場合は、レバーを解除位置にして、背もたれ側に一旦体重をかけてあげないと戻らない仕組み。
安全性に配慮した機構だと思います。
一回やれば慣れます。
品質
150-SNCM010/サンワサプライ直営サンワダイレクト本店
耐久性については折り紙付きですね。
保証期間は購入日より6カ月。
1年ほど使用していますが座り心地が劣った感じや故障もなく、現在に至ります。
耐久性は長い期間使用してみて、追記していきたいと思っています。
まとめ
150-SNCM010をレビューしてきてあらためて感じたことは、デスクワークに特化したチェアという印象です。
ゲーミングチェアはゲームを楽しんだり、寝転んでリラックスしたり、デスクワークをこなせるマルチプレイヤー。
比較すると、デスクワークや勉強により集中して短時間に高パフォーマンスを出すには、150-SNCM010の方が頭一個出ているなと印象です。
僕は資格試験の勉強で150-SNCM010を使っていました。
クッションの出来がしっかりしているのと、ランバーサポート・ヘッドレストの調整で姿勢の維持がしやすく、疲れにくいため集中力の持ちがよかった感じたのが印象的でしたね。
価格は3万円台~と安くはないですが、デスクワークや勉強の環境づくりの一つと考えると投資する価値は十分にあります。
しっかりとした学習環境・デスクワーク環境を整える意味でも、150-SNCM010はおススメのワークチェアだといえますね。